地球温暖化・・異常気象・・地震の恐怖
狸竿おやじのブログ
08/11/14
近年の異常気象に不安を感じている今日この頃、我々建築業界は最もお客様の安全に留意すべき業界です。建築基準法の耐震基準の見直しで住宅は、地震に対して安全性が高まって来ました。タヌはまず住宅の安全性を語る前に地盤の安全性が最前提と考えます。しかし、現時点で一般木造住宅では建築確認申請時でも地盤調査報告も地盤改良計画の提出の必要もなく、当然改良補強の現場検査もありません。!建物の耐震検査だけで安全性が確保できるのでしょうか?・・・疑問です!・・・
地球温暖化は木材でも顕著に表れています。奈良県にある唐招提寺の金堂は約1200年前に建立されたものと聞いています。その時金堂に使用された檜材の年輪を測ると1Cm内に20本あったようです。現在の檜材の年輪は1Cm内に8本ぐらいしかありません。こんなところに温暖化の足跡が見えるのですね~。
タヌは最近温暖化解消の一歩として、屋根緑化に取り組んでいて来年一月には屋上緑化の住宅を着工致します。このお宅は屋上緑化ですけど、いま取り組んでいるタヌの計画は屋根の傾斜に芝桜など植栽したいな~と考えています。春になれば屋根一面・・・桜色・・・綺麗ですよ!温暖化対策住宅と個性的な住宅のコラボレーション住宅!が生まれますよ。是非興味のある方はセイコー住研のタヌまでご一報下さい。これ商売で~す!\(^o^)/
地震の問題は、近年特に取り上げられていますね!地震の活動期に入っているようで本当に怖いですね~。約1200年前に建立された金堂は、地震にも強かったと聞いています。釘を使わずホゾのみで組み上げ、大斗・巻斗の回転と梁の滑りを利用して地震のエネルギーを吸収する構造になっていたと聞きました!・・・今でいう制震構造・・・制震建築の先駆ではないでしょうか?先人の知恵には本当に驚かされます。・・・すごいですね~\(^o^)/
11月7日・・・狭山のT邸において地盤改良工事(ソイルコラム)を実施いたしました。まずスウェーデン式サウンディングで地盤調査を行い、地耐力と敷地状況に応じて改良方法を検討し、T邸では地盤の支持層までソイルコラムを打ち込み建物を地盤沈下から守る決定を致しました。建築する際、まず地盤に目を向けましょう~\(^o^)/